お見合いでフラれ続けた男性の結婚話

私立の４年生大学を卒業して、公務員として真面目に勤務していたその彼は、姿、形も真面目そのもので、品の良い生まれ育ちといった雰囲気のかたでした。マンションまで購入しているのに、なにせくだけた会話ができないものだから、お見合いを繰り返してもなかなか女性からＯＫがもらえませんでした。
「僕と結婚してくれる女性なんていないのではないでしょうか？」とすぐ必要以上に落ち込むので、「今は富士山の６合目よ。ここで頑張らなければ頂上に立てないわよ！」と励まし続けました。

そして、彼は十数回のお見合い後、素朴で彼の良さを理解してくれる女性と結婚を決めました。その際彼は、「話がすごく合うし、素直な女性。僕が交際を申し込んだら、泣き出してしまって、こんなに素朴な人がいるのかと、感激しました」と言っていました。そんな彼こそ素朴であり、温かいカップル誕生に私も涙が出る思いでした。

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